2024/10/4 聖護院八ッ橋 総本店に行ってきました。

聖護院八ッ橋の創業は、1689年(元禄二年)。
「味は伝統」という企業理念を持ち、伝統的な製法を守りながら新商品の開発などに力を入れられているとのことです。
八ッ橋と言えば、京都を代表する和菓子の一つであり、歴史ある銘菓だけにそのルーツを巡る議論も絶えません。
特に、聖護院八ッ橋総本店と井筒八ッ橋本舗の商標権をめぐる訴訟があったことは、和菓子好きの間では有名な話かと思います。
しかしながら、一消費者としてはルーツの正統性よりも、それぞれの八ッ橋がどんな味わいなのか、どう違うのかが気になるところではあります。
どちらにもそれぞれの個性があり、どちらも魅力的な味わいがあります。
今もなお八ッ橋が進化し続け、私たちが美味しい和菓子を楽しめることは、とても幸せなことだと感じます。
歴史や背景に想いを馳せながら、それぞれの味の違いを楽しむのも、和菓子の奥深い魅力の一つです。
所在地:〒606-8392 京都府京都市左京区聖護院山王町6
神宮丸太町駅から650m(🚶約9分)
営業時間:9時00分~18時00分

御菓印もゲットしてきました。
八ッ橋のお馴染みのマークが中央にあり、周りの花はカキツバタでしょうか。
薄いピンクの和紙のようなデザインも可愛らしくて素敵です。

左から「聖」「八ッ橋」「八ッ橋珈琲」「霧の橋」「聖・黒胡麻」です。
「聖」は、程良い甘さのこし餡をニッキの生八ッ橋と抹茶の生八ッ橋で包んだお菓子です。
こし餡の生八ッ橋は舌触りが良く、モチモチした生八ッ橋のニッキと抹茶がアクセントになっていました。
「八ッ橋」は、米粉と砂糖と水のみで仕上げた生地にニッキを漂わせて焼き上げた一品です。
聖護院の八ッ橋はニッキの味が少し控えめで、よりサクサク感があり、米粉の風味を感じました。
「八ッ橋珈琲」は、八ッ橋に珈琲を混ぜて焼き上げた一品です。
珈琲の苦味と渋味が感じられて全く甘くない八ッ橋で、バニラアイスと合わせていただきましたが、最高に美味しかったです。
「霧の橋」は、八ッ橋の上に白い砂糖を乗せて焼き上げた一品です。
ガリガリとした食感で、八ッ橋に優しい砂糖の甘みが追加された感じでした。
「聖・黒胡麻」は、風味豊かな黒胡麻を生八ッ橋と餡に加えたお菓子です。
黒胡麻の風味が生地からも餡からも感じられて、黒胡麻好きには堪らない一品だと感じました。