2024/9/22 風流堂 寺町本店に行ってきました。
風流堂の創業は、1890年(明治23年)。
風流堂の前身は「伊野屋」という屋号で、松江大橋南詰めの八軒屋町で廻船業を営んでいたそうです。
明治中期に内藤竹次郎氏が商売を替えて、和菓子屋を創業しました。
松江大橋南側の白潟本町や天神町は商人の町として賑わっており、風流堂も長く白潟本町に本店を構えていましたが、2017年9月に寺町に移転して「寺町本店」として新たにスタートしたとのことです。
現在も松江の老舗和菓子店として、伝統の味を受け継いでいる老舗メーカーです。
所在地:〒690-0063 島根県松江市寺町151
松江駅から650m(🚶約9分)
営業時間:9時00分~18時00分
定休日:水曜日

御菓印もゲットしてきました。
風流堂の包装紙に使われている宍道湖と中海をつなぐ大橋川に架かる松江大橋や松江城などが描かれたデザインになっております。
御菓印から和菓子の伝統を感じることができます。

左上から「若草」「路芝」「山川」「風流最中」「月うさぎ」「菊花」「朝汐」です。
「若草」は、柔らかな求肥に若草色のそぼろをまぶしたお菓子。
風流堂の若草は寒梅粉がザラザラしておらず、しっとりとした求肥が特徴的でした。
「路芝」は、白ごま入りの求肥と白餡を重ねて、短冊に切ってからひとひねりして乾燥させたお菓子。
甘さは控えめで食感は思ったよりもだいぶ固めでした。
「山川」は、日本三代銘菓の一つで、赤と白のしっとりとした口当たりの落雁。
後を引かない甘さが持ち味で、ぺろっといただける落雁でした。
「風流最中」は、サクサクの最中の中に丁寧に仕上げた甘い粒餡が入っていました。
かなり甘いので、苦くて渋いお茶と非常に合いました。
「月うさぎ」は、上段が錦玉羹・下段が黒糖の錦玉羹の可愛らしい月うさぎの生菓子。
黒糖の風味がしっかり感じられて、上品な味わいで美味しかったです。
「菊花」は、菊の花の練り切りで、真ん中にこし餡が入っていました。
餡と練り切りのどちらも優しい甘みで美味でした。
「朝汐」は、淡白な皮むき餡とつくね芋のほのかな香りがする饅頭。
餡がたっぷり詰まっているけど、甘さ控えめで食べやすかったです。