2024/12/30 カステラ本家 福砂屋 長崎本店に相方と行ってきました。

福砂屋は1624年(寛永元年)に創業されており、現在の船大工町に移転しています。
看板が逆向きに書かれている理由は、もともと日本は右から左に文字を書く・読むのが一般的だったかららしいです。
戦後に欧米文化が入ってきたことで、現在の看板は左から右が主流になったと言われています。
所在地:〒850-0904 長崎県長崎市船大工町3−1
長崎駅から1.7km(🚗約8分、🚶約25分)
営業時間:9時30分 〜 17時00分
定休日:水曜日

御菓印もゲットしてきました。
コウモリのマークが印象的ですが、実は福砂屋の12代目・清太郎氏によって商標として定められたものとのことです。
長崎は古くから中国と交流があり、中国文化では「蝙蝠(コウモリ)」が幸運の象徴とされています。
特に「蝠(フウ)」という字が「福(フウ)」と同じ発音 であることから、コウモリは「福を呼ぶ縁起物」として親しまれてきました。
さらに、中国では「カステラを食べると老いない」という言い伝えがあります。
カステラが栄養豊富な特別なお菓子だったことから、 「元気になれる」「不老長寿」の象徴とされていたようです。
長崎の地でカステラを育てていきたいという強い想いが込められていたのかもしれませんね。

今回は、「五三焼かすてら」を購入しました。
五三焼は通常のカステラの原料よりも砂糖・卵の割合が多く、小麦粉を少なくしたカステラのことです。
五三の由来は卵黄:卵白を5:3の比率にすることから来ています。
焼き上がりの時間も長い時間を要し、火加減には高度は熟練を必要とするようです。
卵黄が多く使用されているので、通常のカステラよりも卵の濃厚な風味を感じることができ、コクのある重厚なカステラという印象でした。